2005年09月27日

誰のための家具なのか。

ブログ「木工家がゆく」に「視点を置く場所」と題して、家具を作る者は、その視点をどこに置くべきかを書かれています。
その主旨は「お客様という視点を忘れてはならない。」というもの。

私もお客様と話していると、「お客様が市販の家具で100%に近い満足を得ることはできないのでは?」と感じます。
いろいろと探し回ったあげく、満足できるものがないということで、家具工房へやって来られることが多いからです。
市販の家具は万人受けすることを狙って、かえって万人のニーズを満たせなくなっているのかもしれません。

手作り家具を作る人たちはどうでしょう。
中には、より工芸・アートに近いものを作る人もいます。
それは誰に見せ、誰に使ってもらうために作っているのでしょう。
機能的には問題なくても「この家具は、どんな部屋に置けばいいんだろう。」と思うような家具はどうなんでしょうか?
ふと疑問に思ってしまいます。

日本の住宅の大半は、洋間があり、和室もある、和洋折衷。
そんな住宅に自然ととけ込むようなシンプルな家具を作っていきたいと、私は思っています。

お客様が家具を欲しいと思われる時、言葉にはなっていなくても抱いているイメージがあります。
それをいかにして引き出すか、それこそが家具づくりの第一歩だと思っています。
そして、お任せいただいた残りの部分を私らしく仕上げていく。
結局それが私の作る家具の個性となって、表に現れる。
それでいいと思っています。


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Posted by tezukurikagu at 23:54 │Comment(0)TrackBack(0)

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